結婚するためにはずは自分を知る

結婚するためにはずは自分を知る

まずは人生の棚卸し

 

婚活を傾向させるためになすべきことが棚卸しです。

 

ビジネスの現場では、決算のときなど、定期的に在庫の確認をしたり、資産状況を把握するための確認作業をします。小売店だと、倉庫に残っている製品の数、店頭に並んでいるものの数などを、いちいち文字どおり棚から下ろして全部数え、現状を正確に把握するわけです。

 

これが棚卸しですよね。これは自分の「実態」を把握するということです。

 

自分自身を客観的に見つめて分析し自分を知ること。これが人生の棚卸しです。自分を正しく認識することです。

 

「汝自身を知れ!」とはよく言ったもので、人は意外と自分のことを知りません。自分のことがわからない人がたくさんいます。わかっているつもりでじつはわかっていないという人たちです。

 

自分を知るのは難しい

 

たとえば、女性は男性より情緒豊かであるということはよく言われていることです。

 

言葉を換えると、女性のほうが感情の揺れ動きが強い傾向があるのですね。もっとはっきり言うと、女性のほうが感情的になりやすい傾向があります。口論や喧嘩になったときに、泣いてしまいやすいのが女性のほうに多いというのは、一つの典型的な例です。

 

もちろんあくまでも傾向です。また、これは悪い意味で言っているのではありません。情緒的に豊かであるというのは、同惰心が強かったり、人の痛みが理解できたりというよい面がたくさんあるからです。

 

ところが、これを言うと「そんなことはない」と否定する女性がいるのです。

 

自分が感情的であると断罪されているような気分になるのでしょう。ヒステリックな女だと思われるのが不愉快だし、自分はヒステリックじゃないという自己主張をしたくなるからだと思います。

 

余談ですが、ヒステリーーという言葉は古代ギリシャ語の「子宮」から派生している言葉なのです。

 

「女は子宮でものを考える」などと日本語で、女性のヒステリックな傾向を揶揄して表現することがありますね。洋の東西を問わず、昔から女性という「子どもを産み育てる」能力と役割を生まれ持っている「性」は、男性から見ると、とても感情的になりやすい傾向があると認識されていたということですね。

 

ある時一人の女性とお話していた時のことです。彼女は憤慨した様子で私に話しました。

 

「いま、女性のほうが感情的みたいなことを言ってましたけど、そんなことないです。」

 

あからさまに不愉快な表情を丸出しにして、「感情的ではありません!」と否定している彼女はとても「感情的」でした。友だちでも知り合いでもない初対面の人に対する態度としては、「ちょっとどうなのかな」と思いました。

 

個人がどんな感想や意見を持つのも自由ですし、私の考えに同意できなくてもまったく問題ないのですが、感想を述べるときに、社会人としてのマナーを失するようでは、とても「感情的」ではないと自己弁護できたものではありません。

 

自分が見えないとは、まさにこのことですよね。かくいう私も他人からは、そう思われている面がたくさんあるのでしょう。

 

自分自身を知るというのは案外難しいもので、自分はこういう人間なんだという思い込みそのものが、見当違いだということがじつに多いのです。

 

間違った自己認識

 

「ったく、女ってだからイヤよね。私は男っぽいから男のほうが気が合うの!」

 

こんなふうに自分が一般的な女とは違うんだと主張しながら、じつは男からは「なんと感情的な女だ」と煙たがられている女性もいます。

 

体重をやたらと気にしてダイエットをしている女性は多いものです。しかし、「私、太ってるから……」と言う人のほとんどは太っていません。彼に「もっと痩せてくれ」と言われて太っていると思い込んでいたり、人気芸能人の体重を知って、それよりも重いから自分はダメだと思ってしまっていたり……。

 

ところが、脂肪よりも筋肉のほうが重いのですから、筋肉がつけば体重が増えます。スポーツクラブに通いシェイプアップを試みながら、体重だけを気にしてもまったく意味がない理由がここにあります。

 

にもかかわらず、一キロでも多くなれば、それを太った証拠だと考えてしまう女性は、まさに自分が見えていない典型的な例といえますね。

 

そうかと思うと「私、かわいくないし……」などと嘆いている女性もたくさんいます。自分の顔が嫌いなんですね。でも、人がどう思うかという「人の見方」と、自分がどう思うかとは別の問題ですよね。

 

顔というのは鏡がないかぎり自分では見えないのですから、極論すれば、もともと顔は自分のためにあるのではなく他人のためにあるのです。

 

ですから、自分が自分の顔を好きか嫌いかはどうでもいいのです。

 

「私、ブスなの……」と自信をなくしているあなた、あなたを好きになる人が必ず現れます。万人受けする必要はありません。

 

何が言いたいかというと、ようするに「自分」を自分で客観的に分析して、自己評価するというのは、自分が想像しているよりも難しいということなのです。ところが、これができないと、自分にはどんな人がふさわしいのかもわかりません。

 

よく考えれば当たり前のことですよね。