好きな人との結婚はしない その@

好きな人との結婚はしない その@

そもそも、なんで結婚したいんですか?

 

結婚したいと思っているあなたにお尋ねします。

 

そもそも、なんで結婚したいんですか?

 

こんなことを聞くと、「なんでって、ずっと1人じやさびしいじゃないですか」なんていう答えが返ってきます。

 

言い方は違っても、だいたいみな同じことを言いますね。

 

相手がいて、結婚をしたいと思っている人たちにこう聞くと、必ずといって言いほど一緒にいたいから」と答えます。

 

ところが、前述したように離婚したいといっている人々に「なんで離婚したいんですか?」と聞けば「一緒にいたくないから」と言うのですから、不謹慎ですが笑いが出てしまいます。

 

毎年多少の変動はあるとはいえ、相変わらず、47秒に1組の結婚に対して、2分14秒に1組が離婚しています。

 

1年における結婚件数に対して、離婚件数は約3分の1ということになるわけです。

 

私は、とにもかくにも、カップルにはうまくいってもらいたい。

 

結婚しても、ズタズタに傷ついて人問不信になったり、心を病んでしまうくらいなら結婚しないほうがいいし、相手の顔色をうかがいながら、恐怖におののいて生活するなら結婚は地獄です。

 

べつにあなたを驚かすつもりは色頭ありませんが、結婚すべきじやない人と勢いで結婚してしまった人たちの、結婚後の修羅場を数多く見てきている者としては、結婚しない人生のほうがよほどよかったのに、と思えてならない例もたくさんあるのです。

 

結婚したら自由なんてなくなります

 

一人だったら楽ですよ。

 

自分の思ったとおりに気軽に生きればいいし、何淑も自分のペースでやればいいのですからね。

 

結婚したら、やりたいと思ったことが自由にできなくなって、やりたくないことをやらなければならない生活に変わります。

 

子どもなどができたら、もう決定打です。

 

結婚したらお金だって、時間だって、何もかも自分の自由にはなりません。

 

生活スタイルが変わります。

 

結婚というのは、食べたいときに食べられない、寝たいときに寝られない、休みたいときに休めない……そういう生活のことです。

 

きわめつきは、好きな人ができても、そちらに走れないということです。

 

だってそうですよね。

 

「恋愛は自由にどうぞ」なんていう条件で、結婚できますか?

 

結婚する大前提が「自由恋愛OK」で、自分の伴侶以外の異性と、会いたいときに会い、寝たいときに寝る……ということで幸せになれると信じて結婚した人に、私は一人もお目にかかったことはありません。

 

ですから、結婚というのは、恋愛を自由にする権利と、好きな異性と好きなときに体の関係を持つという権利を、自発的に放棄することです。

 

ロマンチックよ、さようなら

 

純愛映画やドラマを見て、胸が締めつけられるようなすっぱい想いを抱いて、主人公と気持ちが同化して「いいなあ、私もこういう恋愛がしたい」と思っても、隣にぱ半開きの白目をむいて、よだれをたらしながら、タラタラ寝ている夫がいるのです。

 

その姿を見てあなたはガッカリするでしょう。全然ロマンチックじゃないと。

 

結婚したら、ドキッとした人と燃えるような恋愛をしたいという憧れは封印しなければなりません。

 

彼がどんなにメタボになっても、髪の毛がなくなっても、見るからに疲れたサラリーマンになっても、あなたが相手にすべき唯一の相手は……おわかりですよね。

 

「そんなのつまらない」と思うなら、結婚しないほうがいいでしょう。

 

ただの彼氏だったり、恋愛の相手なら、嫌になれば別れればそれですみますが、結婚となるとそうはいきません。

 

喧嘩をしたって、嫌でも相手は同じ場所に帰ってきます。

 

「口をきかなきやいいじゃない」なんて言っていたらダメです。それでは「家」は最悪な場所になってしまいます。

 

あなたも彼も、そんな場所では、精神的な充足を得ることはできません。そんな生活は長くはつづきません。

 

自分のペースで、気楽に生きる……これほど楽なことはないのに、それをあえてやめてまで結婚したいのだとしたら、ただの気分以上の「意味」と「意義」をしっかりと持っていないと、結婚は、[不自由]以外の何物でもなくなってしまいます。

 

だからこそ問うべきなのです、「そもそも、私……なんで結婚したいの?」と。

 

「さびしいから……」、だけではダメです。

 

「ずっと一人?」という漠然とした不安だけでもいけません。

 

「一緒にいたい」というのも不十分です。

 

これらは基本的に、すべて「気持ち」の問題です。

 

結婚を、気持ちの問題として扱ってしまうことこそが、最大の失敗の原因です。

 

なぜって……当然でしょう。

 

気持ちは不変ではなく、コロコロ変わるものだからです。

 

気持ちの奴隷にならない

 

私はとにかく結婚は「気持ち」で決めないようにと、耳にタコができるほどくり返しています。

 

結婚に関して、気持ちで決めないようになどというアドバイスをする人はどうやらあまりいないようで、ほとんどの人は驚いたような顔をして「好きっていう気持ちで決めもやいけないんですか?」と反応します。

 

気持ちで決めないとしたら、「年収とかそういう条件で決めろっていうんですか?」などと問い返す人もいます。

 

そういうことを言っているのではありません。

 

「好きだから一緒にいる。好きだから寝る。好きだから……」

 

この思考パターンに慣れてしまっている人は、「好きじゃない人と、どうやって?」と単純な疑問を持ちます。

 

私はべつに、嫌いな人と無理やり結婚すべきだなどと言っているのではありません。

 

毎朝、目覚めたとき、隣に人生の仇みたいな嫌な人が眠っていて、一目見るだけでため息をつく人生なんて考えられませんよね。

 

そういうことではありません。

 

もちろん、好きという「積極的な感情」は結婚には必要です。

 

それが無意味というのではなく、私があなたにきわめて重要なこととして注意しておきたいことは、「気持ちが判断基準のすべてになってはいけない」ということなのです。

 

別の言い方をすると「好きという感情の奴隷にならない」ということです。

 

奴隷というのは自由がない人のことです。自由にやりたいことを決めてはいけません。

 

主人に支配されているからです。

 

わかりますよね。感情の奴隷というのは、好きという感情によって完全に支配されてしまっている状態です。

 

仮に自分の心の声が「この人じゃないかも」と思っても、好きだからその声を無視してしまったり、もみ消してしまったりするのです。

 

とてもわかりやすい例を出せば、浮気です。

 

理性では「これはいけない」とわかっています。わかっているのに、やめられない……。

 

理性ではすべきでないと理解しているのにそれをやっているのですから、もはや理性は働いていませんね。

 

ですから、この状態は「情欲」の奴隷になっている状態です。

 

これと同じように、好きという感情があなたを支配するとき、あなたの理性的な判断力は失われ、感情のおもむくまま、感情にフィットする行動だけをするようにな」ります。

 

これが感情の奴隷です。

 

 

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